株式会社ウォーターエンジニアリングに経営・マーケティングの知識、経験を生かして関わる兼業・副業人材　大塚さんへのインタビュー

大塚　昭夫(63歳)

大手産業ガスメーカーに技術エンジニアとして入社後、現場監督・セールス・マーケティング事業所長など務め、海外勤務も経験。外資系2社(フィルターメーカー・産業機械販売メーカー)に転職し、研究開発・品質保証・物流・カスタマーサービス業務にも従事。退職後、幅広い業務経験を生かし、中小企業の経営・マーケティング・セールス・技術支援を行う。
福山市にある株式会社ウォーターエンジニアリングに、経営・マーケティングの知識や経験を生かして、新商品開発の支援を行っている。
　　　

支援先からの感謝が一番のやりがい

会社員時代は常に目標達成やスキルアップを求められ、労われたり褒められたりする機会はそれほど多くはなかった。
それが兼業・副業となると、自分の得意な分野・経験を生かして働くだけで、喜びや感謝の言葉を驚くほどもらえる。
これほど仕事に対するモチベーションが上がる働き方はない。
多くの中小企業が夢や思い描くビジョンがあってもカタチにできず、足踏みしている現状をよく目にする。
事業計画を立て、行動計画に落とし込み、実現化までのサポートが自分の使命だと思っている。
　　　

契約前にオンラインで他の兼業・副業人材の方と社長と一堂に会する機会があったので、自分の役割が明確になり、スムーズなスタートが切れた。
社長のビジョンをヒアリングし実現するため、マーケットシェアの算出から着手。
日本全国にどれだけの数の水槽があるのか調べた。
その数値を元にターゲット・現状分析を行い、数値目標と販売計画を立て、企業ビジョンとミッションを入れた事業計画書の草案を提出。
それが評価され、3か月契約から1年契約に更新された。
「大塚さんと出会えたことが一番の収穫」という社長の言葉が自分にとっては最大の成果だ。
会議ごとにテーマと発表者を決めて進めるスタイルは効率的で、紳士的な社長の応対もあり、新商品開発はさらにスピードアップしている。
　　　

企業に対する支援が充実している福山市

今回の仕事で初めて福山を訪れた。
駅前に宿泊したので、ホテルから見える福山城のプロジェクションマッピングなど、福山城築城400年記念イベントが印象的。（2023年1月に終了）
兼業・副業先である株式会社ウォーターエンジニアリングの商品がFUKUYAMA BRANDに認定されており、紹介動画やサイトづくりなど、行政による宣伝・拡販支援の手厚さに驚いている。
ふるさと納税の返礼品にもなっているので、より多くの人に知ってもらえるチャンス・ツールとして活用していきたい。
　　　

メッセージ

人生100年時代ならば、70歳までは働きたい。
長い職業人生をキャリアシフトしながら送りたいなら、そのための準備は必要。
自分は何ができるのか、自分を見つめ直し、キャリア・スキルの棚卸しに兼業・副業は最適だ。
他市の企業へも業務支援を行っているが、行政サポートの充実した福山市は兼業・副業をスタートしやすい土地柄。
失敗を恐れず、新しい世界へ飛び込んで欲しい。

＜ワーケーションのタイムスケジュール＞
13:00  新幹線で福山市へ移動
14:00  兼業・副業先企業とミーティング
18:00  兼業・副業先企業の社長や社員と懇親会
20:00  兼業・副業先企業が水槽管理を請け負っている市内の活魚屋を見学
21:00  ホテルに到着、就寝