尾道の本部を中心に、福山・三原・世羅エリアで約20の障害者福祉施設を運営している。障害児児童から65歳まで幅広い年代の利用者を受け入れ、通所・入所・相談支援事業所がある。職員は障害支援専門のスタッフしかおらず、新しいプロジェクトの立ち上げや福祉業務以外の課題に対応できる人材不足の問題は常にあった。課題解決できる専門人材を雇用しても、どう活かすかが定まらず、持て余すことを懸念して募集にも踏み切れなかった。
そんな状況の中、福山市の兼業・副業人材活用の話を聞き申込み。懸案だった「バーチャル美術館の立ち上げ」と「人事評価制度の改訂」の2つのプロジェクトを、それぞれの専門分野の兼業・副業人材2人と契約し、スタートさせた。
東尾道にあるギャラリー若菜や商店街、ふくやま美術館などで、施設利用者が制作するアート作品の展示を行っている。コンテストで受賞したり雑誌の表紙に使われたりと、高い評価を得ている絵も場所が限定されているので、家族や関係者、会場近くの一部の人にしか見てもらえないというもどかしさをいつも感じていた。
ただHPに作品を出すのではなく、美術館と同じように巡れる体験型の展示をしたいと兼業・副業人材に依頼。実現に向け、利用できる補助金、システム構築できるプログラマーからVR空間で作品展示のできるサービスを提供している会社まで、多くのやり方・活用できるサービスの提案を受けた。バーチャル美術館開設に向けた要望の洗い出し、段取りや調整まで、何度もミーティングを重ねながら兼業・副業人材とプロジエクトを推進。こちらの要望通りの美術館がスムーズに構築できるよう、ゴールまで伴奏してくれた。
毎回ミーティングには若菜の職員も同席。オンラインだったからこそ柔軟に予定が組め、職員も参加しやすかったという点も良かった。その職員が現在もバーチャル美術館の運営・更新を担当している。
福祉関係でこういう取組みはないと多くの人から驚きの声が寄せられた。開設して本当に良かったと満足している。まだまだ改善点もあるが、職員が担当となって動いてくれたおかげでここまでできた。まったく経験のなかった職員の成長のきっかけにもなり、身につけた知識と経験は大きな財産になる。要望実現に加え、職員の成長を促すこともでき、非常に喜ばしい結果となった。
兼業・副業人材はこちらの想いやビジョンを引き出し、それを整理し体系化してくれた。漠然としたアイデアを言葉にするだけで、具体的な改定案に落とし込んでくれる。さらに不足している知識は自ら学習し、より深い理解を持ってプロジェクトに貢献。一つの依頼に対して、成功へ導くために多角的な視野を持って動いてくれたことも頼もしかった。職員たちの受け入れをスムーズにするための説明方法や根回しなど、事前準備のアドバイスまであったので、改定案の導入までとてもスムーズに進行できた。
数年前に人事評価制度の改定を行おうとした時はギスギスした雰囲気が職場内に生まれたが、今回は不満も出ることなく円滑に受け入れられた。当初は評価基準の明確化を目的としていたが、多角的かつ長期的な視点を取り入れられたおかげで、企業理念の浸透を促す評価制度への改定となった。
「利用者を大切にするために必要な行動ができているか」といった評価項目を設け、若菜の価値観をより具体的に共有できる仕組みに。この新しい評価制度をもとに、まずは職員としての理想像を明確にし、その後に努力や成長を適切に評価できる制度へと発展させる予定だ。兼業・副業人材の活用は、単なる課題解決にとどまらず、組織全体の変革と成長を促す貴重な機会となった。
兼業・副業人材の活用は社員雇用と違い、毎日8時間の業務指示や管理の必要がないので、法人としての負担がとても少ない。3ヶ月更新契約のため、プロジェクトごとで区切りをつけやすいというメリットもある。トライアルだと思って、まず始めてみることを勧めたい。
今後も取り組みたい課題は多くあるので、兼業・副業人材を積極的に活用していく予定。まず採用・人材育成の分野で採用マッチング率を高め、職員教育の強化を図りたい。次に広報分野で、SNSやHPでの情報発信力の向上に取り組みたいと考えている。
<バーチャル美術館の立ち上げ>
<人事評価制度の改定>
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